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2026年2月27日 09時00分

小国高校2月の様子

「働く」のリアルに触れる!『ハタラトーーク!』開催

 2月5日(木)、1学年を対象にして若手社会人の皆さんをお招きした座談会『ハタラトーーク!』を開催しました。

 生徒が地元の企業や事業所を知り、実際に働いている方々との対話を通して、自らの生き方や将来の姿について考えることを目的としています。就職や進学で町を離れることがあっても、将来「小国町に戻ってくる。」という選択肢を自分の中に持てるよう、また生まれ育った町についてあらためて主体的に考える機会としている大切なキャリア教育プログラムです。

□講師・若手社会人との出会い

 今年度の講師には、株式会社プラスアート代表取締役の新田卓氏をお迎えしました。また、町教育委員会と連携して選定された地元に縁のある若手社会人の皆様にも協力者としてご参加いただきました。

 緊張をほぐすための「アイスブレイク」からスタート 。仕事のやりがいや社会に出る上で大切な心構えについてお話しいただきました。

□ 少人数グループでの熱い対話 現場の「生の声」から学ぶ多様な働き方

 働くことへのイメージが湧いたあと、社会人1名に対して生徒2名という少人数編成で行われた「グループディスカッション」を実施しました。製造業から公共サービス、福祉、飲食など多岐にわたる分野で活躍する方々にご協力いただきました。その中から2つのグループの様子を紹介します。

 グローバルウェーハズ・ジャパン(株)小国結晶センター 安部 澪 氏

 世界の半導体需要を支える製造現場の最前線についてお話を伺いました。 地元小国町から世界の日常を支える製品が生み出されていることに驚きの声を上げ、最先端の技術を支える誇りや精密な作業のやりがいについて対話を重ねていました。

 JUNK FOOD 喫茶 佐藤 和 氏 

 「食」を通して地域の憩いの場を作る面白さや個人店ならではのこだわりについてお話しいただきました。 自分の好きなことを仕事にする楽しさだけでなく、お客様とのコミュニケーションで大切にしていることなどサービス業の奥深さに触れる貴重な時間となりました。

 生徒はまたとない機会と捉え、積極的に質問を投げかけました。

「具体的にどのような仕事をしているのですか?」
「働いていてよかったと感じる瞬間や、逆に大変なことは何ですか?」
「今の仕事や暮らしの中で、一番大切にしていることを教えて下さい。」

 普段聞くことができない「社会人の本音」に触れ、真剣な表情でメモを取り、時に笑い声を上げながら、働くことの意義について深掘りしました。

□ 生徒の感想(振り返りシートより)

 最初は『働く』ということに漠然とした不安がありましたが、今日お話しした先輩が『大変なこともあるけれど、それ以上に感謝される喜びがある。』と笑って話していたのが印象的でした。自分の将来の姿を考えるよい機会になりました。

 小国町にどんな仕事があるのかあまり知らなかったけれど、面白い活動をしている企業があることを知り興味が湧きました。一度町外に出てみたいという気持ちはありますが、いつかこの町に貢献できるような人になりたいという選択肢も持つことができました。

□おわりに

 講師の新田氏と参加いただいた社会人の皆様からまとめのお言葉をいただき、今年度のハタラトーーク!は幕を閉じました。

 ご協力いただいた若手社会人の皆様、お忙しい中貴重なお時間を割いていただき、誠にありがとうございました。また会の実現に向けて多方面で支えてくださった関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

 本校ではこれからも自分の意志で進路を選択し、たくましく自分の人生を歩んでいけるよう、地域と連携したキャリア教育を推進してまいります

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米沢スキー授業 〜雪国の冬を満喫!雪上で育む技術と友情〜

 2月9日(月)、1・2年生を対象としたスキー授業を米沢スキー場にて実施しました 。冬のスポーツを通して豊かな心と健やかな体を育むことを目的とする行事です。雪が舞う中、広大な白銀の世界で思う存分冬の醍醐味を味わいました。

□寒波を吹き飛ばす充実の1日

 開講式後レベルに応じた班に分かれ、講師の方々の熱心な指導の下で滑走をスタートしました。 最初は慣れない雪質や傾斜に苦戦していた生徒も、時間が経つにつれてコツを掴み、「林間コース」や「リーゼンコース」などの緩やかなロングコースを笑顔で滑り降りる姿が見られました。

 全生徒が時間を忘れて思う存分スキーを楽しんでいたことが印象的でした。転んでもすぐに立ち上がり、仲間と励まし合いながらリフトに乗り込む様子は、授業の目的である「仲間意識・友情の高揚」 を体現しているかのようでした。

□県外留学生も笑顔!雪国を満喫

 本校には県外留学生も多く在籍しています。雪に馴染みの薄い地域から来た生徒たちにとって、スキー授業は特別な体験となりました。

 最初は緊張した面持ちでスキー板を履いていた留学生も、目の前に広がる自然に触れるうちに、次第に笑顔溢れる表情へと変わっていきました。「こんなに広い雪山で滑れるなんて、小国に来て本当によかった!」など雪国ならではの体験を満喫している様子が非常に印象的でした。目的の一つである「地域とのつながりを感じるとともに、雪国の良さを見つけることができる。」 が達成された瞬間でもありました。

□集団行動とマナー 「共創力」

 楽しい滑走の中でも、生徒たちは規律ある集団行動とマナーを意識して行動できました。広い山岳地という環境において、班から離脱せずに行動することは安全確保の第一歩です 。 リフトの乗り方、滑降時のスピードのコントロールなどスキー場での注意点を遵守し、お互いに前向きな声を掛け合いながら「楽しい雰囲気や話しやすい雰囲気」を作り出す「共創力」を発揮しながら活動することができました。

 

□昼食のひととき 閉講式

 第1ロッジ食堂にて班ごとに昼食をとりました。カレーやラーメンなど温かい食事を囲み、午前の滑りの反省や午後の目標について語り合う生徒たちの顔には充実感が漂っていました。授業後の閉講式では講師代表の方からの挨拶をいただき、指導してくださった方々への感謝を伝え全行程を無事に終了しました。

 技術の向上だけでなく、集団の一員としての規律や仲間と協力することの大切さを学び、私たちが暮らす雪国の豊かさを再発見することができました。

 米沢スキー場の皆様、講師の皆様、雪が舞う寒い中にもかかわらずご支援頂いたことに感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

「地域実践学」マイプロジェクト中間発表会

 2月12日(木)「白い森未来探究学」の一環として、第2学年による「地域実践学」マイプロジェクト中間発表会を開催しました。

 全校生徒に加え、保護者の皆様、小国町役場関係者、学校運営協議会員、授業の協力者の皆様など多くの方々にご参観いただきました。2年生が1年間取り組んできた探究活動の進捗を報告し、自らの「想い」や「目指したい未来」を言葉で表現することにより、地域や社会の一員としての意識を再確認することを目的としています。

 

□ 活気にあふれた5つの分科会

 5つの分科会に分かれ、15分間の持ち時間(発表7分、質疑応答・感想記入・移動8分)の中で、全4ターンのプレゼンテーションに挑みました。

 アドバイザーとして東北芸術工科大学や山形大学の先生方、小国高校魅力化コーディネーターや町役場関係者の方々をお招きし、様々な角度からの助言をいただきました。緊張の面持ちながらも、多くの方々に対して自分の言葉で堂々とプロジェクトの意義を語る姿が印象的でした。

□プロジェクト ピックアップ

① 「音楽祭の開催」  佐藤 大地

 現在の小国高校生徒に音楽への興味、関心を持つ生徒が多いことを知り「音楽祭の開催」をテーマに掲げました。 「イベントに参加して音楽を届けた人、演奏を聞いた人の両者が今まで以上に音楽を好きになり、また音楽を通して交流のきっかけを作りたい。」という強い想いを自身の言葉で力強く語りました。 行動力を発揮して2月5日に実際に音楽祭を開催しました。プロジェクトを通して構想を実現するために大変な準備を厭わずに突き進む姿勢は、多くの参観者の共感を呼び、質疑応答では具体的な運営方法についての活発な意見交換が行われました。

② 「韓国語で話せる私、始めます!」 清水 美来

 韓国ドラマをきっかけに異文化への関心を深め「韓国語で話せる私、始めます!」というユニークかつ熱意に溢れた探究を実践しています。 セリフと日本語字幕の違いを調べることから始まり、探究を進めるうちに「字幕に頼らずに実際に聞き取って話せるようになりたい。」という目標にたどり着いた経緯を堂々と説明しました。 目指すゴールは単に言葉を覚えるだけでなく「自分の言葉で韓国文化を伝えること。」です。好きなことを起点に、異なる言語という壁を越えて世界を広げようとする彼女の発表に、アドバイザーや参観者から高い関心が寄せられました。

 

□ 学びの深化と今後の展望

 中間発表を終えた生徒たちからは「自分のプロジェクトを説明することで、なぜ自分がやりたいのかを再確認できた。」「地域の方からの質問により、新しい視点に気づかされた。」などの前向きな感想が多く聞かれました。

 学びや気づきを言葉にして他者に伝える経験は、卒業後も地域や社会と関わり続けるための大きな糧となります。2年生は今回いただいた多くのアドバイスを活かし、来年度に向けてマイプロジェクトをブラッシュアップしながら実践を続けていきます。

 ご多忙の中ご来場いただき、温かい励ましをくださった皆様に対して、心より感謝申し上げます。今後とも小国高校生の挑戦を温かく見守っていただければ幸いです。

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