校長ごあいさつ
第27代校長 山科 勝
山形県立小国高等学校のホームページにアクセスしていただき、ありがとうございます。
本校は小国町内唯一の公立高等学校として昭和23年に設置され、今年度創立76年目を迎えております。学科改編などを経て平成13年に文部科学省研究校の指定を受けスタートした連携型中高一貫教育とともに、現在は、町の教育の根幹である「白い森おぐに保小中高一貫教育」の最終学校段階を担っています。平成29年度に高等学校では東北初となるコミュニティー・スクール(学校運営協議会制度)の指定を、令和元年度から文部科学省「地域との協働による高校教育改革推進事業」の採択を受け、学校運営協議会をコンソーシアムと連動させながら「国際理解・情報教育」、「白い森学習(地域学習)」及び「キャリア教育」を推進し、地域に貢献するとともに国際社会においても活躍できる活力ある人材の育成に努めてきたところです。さらに、令和4年度からは、文部科学省「新時代に対応した高等学校改革推進事業(創造的教育方法実践プログラム)」の指定校となり、AI教材を活用した個別最適化された学習や県外小規模校横断型探究学習に取り組んでおります。
長い伝統を持つ地域学習(白い森学習)では、主体的で探究的な学習活動を通して他者と協働し、社会の変化に応じて柔軟で前向きに対応でき、社会に貢献できる資質・能力の育成を目指します。小学校から取り組んできた「白い森学習」の集大成として、高校では「白い森未来探究学」として3年間「総合的な探究の時間」の中で行っており、高い評価をいただいております。
また、海外研修旅行(2学年)、米国短期留学派遣、ボランティア活動など実践的な体験学習に力を入れるとともに、平成30年からは「全国高等学校小規模校サミット」のホスト校として、生徒は主体的に企画・運営を担っています。この他、情報処理、英語、ビジネス文書、簿記などの検定試験への取組みや、大学と連携した生徒の研究活動・地域でのサークル活動なども奨励しています。
これらの教育活動を通して、生徒の「主体性」、「挑戦心」、「協働力」を柱とする資質・能力を伸ばしていきたいと考えております。そして、将来にわたって学び続け、郷土に愛着や誇りを持ち、グローカルな視点で地域創生に主体的に貢献できる人へと育ってほしいと願っております。
令和2年度に内閣府の「高校生の地域留学推進のための高校魅力化支援事業」の採択を受け、令和3年度から全国の高校2年生の留学(地域みらい留学365)を受け入れることになりました。令和4年度からは、県外からの志願者(小国町白い森留学生)の受け入れも行っており、令和6年度は白い森留学生16名、地域みらい留学365生3名が本校で学んでおります。令和5年度に整備していただいた教育寮「桜寮」もあり、県外生は地元出身の生徒と一緒に小国町で充実した生活を過ごしております。
「挑め、ともに!」を合言葉に行われる本校の特色ある教育活動は、小国町をはじめ多くの地域の方々の支えにより成り立っております。今後も本校がこれまで積み上げてきた数々の成果を継承し、教職員が一丸となって「地域とともにある魅力的で信頼される学校」「生徒一人ひとりが輝く活気ある学校」の実現に努めてまいりますので、本校生徒の活躍にご声援を頂戴するとともに、一層のご支援を賜りますようお願いいたします。
校章について
<校章制定の由来>
全体は小国の「小」を図案化し、周囲の形が朝日・飯豊の連峰を、中の白色は連山に囲まれた盆地・雪国小国の素朴さと純真さを、「高」の字の真紅は小国高校に集う若者の情熱を表したものといわれ、立派な七宝づくりである。昭和24年11月1日校章が制定された。
校訓について
『自律・忍耐・向上』
校歌について
学校概要
・創立 1948年4月
・所在地 〒999-1352 山形県西置賜郡小国町大字岩井沢621
・電話番号・FAX TEL 0238-62-2054 FAX 0238-62-2055
・最寄り駅JR米坂線 小国駅下車 徒歩10分
沿革の概要
昭和23年4月 | 生徒定員300名の定時制として創立 |
昭和23年5月 | 小国町立小国小学校を仮校舎として開校 |
昭和27年9月 | 本校舎・西校舎落成 新校舎に移転 |
昭和28年4月 | 通常課程普通科の募集許可 全日制併設の定時制高校となる |
昭和29年3月 | 定時制普通科夜間部廃止 |
昭和29年9月 | 体育館竣工式挙行 |
昭和30年4月 | 全日制課程普通科募集定員80名となる |
昭和31年4月 | 全日制課程普通科募集定員100名となる |
昭和33年4月 | 全日制課程林業科の募集許可(定員40名) |
昭和33年10月 | 開校10周年記念式挙行 校旗樹立 |
昭和34年8月 | 林業科教室 特別教室落成 |
昭和35年6月 | 農業科管理室落成 |
昭和36年12月 | 寄宿舎「興学寮」落成 |
昭和37年6月 | グランド造成 |
昭和38年2月 | 普通科150名 林業科40名の募集を公示する |
昭和38年9月 | 創立満15周年記念式挙行 |
昭和39年2月 | 全日制課程普通科150名 林業科50名の定員となる |
昭和39年4月 | 校舎の一部約300坪を焼失する |
昭和40年4月 | 完全県移管となる |
昭和40年6月 | 災害復旧 新校舎落成 |
昭和41年5月 | 演習林管理室落成(40坪) |
昭和42年1月 | 寄宿舎増築(35坪) |
昭和42年2月 | 全日制普通科150名 林業科45名の定員となる |
昭和43年10月 | 創立20周年記念式典挙行 |
昭和45年11月 | 武道館落成 |
昭和47年4月 | 全日制普通科135名の定員となる |
昭和48年3月 | 寄宿舎新築(1,001.95㎡) |
昭和49年3月 | 林業科の最終卒業生を送る |
昭和53年10月 | 第一校舎改築・創立30周年 校舎落成記念式典挙行 |
昭和53年11月 | 自転車置場新築(65.10㎡) |
昭和58年3月 | 寄宿舎閉寮となる |
昭和58年10月 | 興学会館開設 |
昭和63年3月 | 理科・家庭科棟落成 |
昭和63年10月 | 創立40周年、特別教室・体育館竣工記念式挙行 |
平成元年12月 | テニスコート2面造成 |
平成5年4月 | 国旗掲揚台1基建立 |
平成8年4月 | 全日制普通科80名の定員となる |
平成10年10月 | 創立50周年記念式典挙行、学校標識塔、照明灯設置、グランド観覧席造成 |
平成10年10月 | 中高一貫教育協力校の委嘱を受ける |
平成13年4月 | 文部科学省研究開発学校の指定を受け「連携型小中高一貫教育」スタート |
平成16年4月 | 文部科学省研究開発学校の再指定を受け「連携型小中高一貫教育」継続 |
平成17年10月 | 第Ⅰ期米国短期留学派遣 |
平成18年3月 | 山形大学工学部と研究活動に関する協定書締結 |
平成20年10月 | 創立60周年記念式典挙行 |
平成22年3月 | 興学会館解体・管理棟耐震工事 |
平成23年3月 | 教室棟耐震工事 |
平成25年5月 | 創立65周年式典挙行 |
平成28年5月 | 小国高校公式キャラクター「おぐまん」誕生 |
平成29年4月 | 学校運営協議会設置校(コミュニティ・スクール)となる |
平成30年10月 | 創立70周年記念式典挙行 |
平成31年4月 | 「地域との協働による高等学校教育改革推進事業」指定校(文部科学省) |
令和2年4月 | 「高校生の地域留学推進のための高校魅力化支援事業」採択(内閣府) |
令和4年4月 |
「新時代に対応した高等学校改革推進事業(創造的教育方法実践プログラム)」採択(文部科学省) |
令和4年12月 | 「コミュニティ・スクールと地域学校協働活動の一体的推進」に係わる文部科学大臣表彰 |
【制服】