一貫教育

小国町保小中高一貫教育における小国高校の役割

1.目標(白い森おぐに保小中高一貫教育全体構想)

(1)豊かな心を持ち、明日を切り拓く、創造力に富む人間の育成

(2)個性を尊重し、地域づくりに貢献しようとする人間の育成

(3)健康づくりに励み、たくましく生きる人間の育成

(4)郷土の自然や文化を愛し、国際社会に生きる人間の育成

2.本校独自の施策

(1)「国際・情報」教育の推進

① 国際理解教育
中国・アメリカ・台湾・アフリカ等の現地高校生やJICAで駐在している日本人とオンラインで交流し、お互いの文化の魅力・違いについて理解を深めます。
ロサンゼルスへの修学旅行(2年時 3泊5日) 異文化を体験しながら習得した英語力を発揮することができます。ベニス高校を訪問し、現地高校生との交流を深めています。
イースト高校(コロラド州)への短期留学(2・3年時 2週間) 希望する生徒から選抜し、ホームステイをしながら現地の高校に通い学びます。語学力をより高めるとともに、国際理解を深めます。この事業は町や学校後援会等から支援をいただき実施しています。
② 情報教育
小学校より系統的に学び身につけたコンピュータ活用能力をもとに、より高度な情報活用能力の育成を目指します。

(2)資格取得の推進

① 情報関係検定への取り組み
ビジネス文書実務検定1級、情報処理検定1級合格を目標に取り組んでいます。卒業時にはほぼ全員が有資格者となります。
② 英語関係検定
一貫教育で培った英語力のレベルを知り、その後の学習の励みとします。また、希望者には英語検定2級取得に向けた指導を行います。
③ その他の各種検定
簿記選択者の中には簿記検定2級を取得する生徒もおり、希望進路の達成に役立てます。

(3)大学との連携の強化

① 白い森未来探究学及び小規模校サミット
白い森未来探究学や小規模校サミットを実施するにあたり、ファシリテーション研修等において東北芸術工科大学デザイン工学部コミュニティデザイン学科の職員・学生の方々よりご指導を頂き、コミュニケーションの基礎を学んでいます。
② 山形大学工学部での研究活動(2・3年時 5日間)
理工系への進学希望者から選抜し、夏季休業を利用し大学の研究室を訪問し、大学生とともに研究を体験します。参加生徒は学ぶ楽しさを体感しており、年々進路意識が高まっています。この事業の実践に際しては、平成18年に山形大学工学部と協定を取り交わしています。

(4)地元企業との連携の強化

企業訪問(2年時)
地元の企業を訪問し、仕事の現場の見学を通し職業観を育成します。
インターンシップ(2・3年時)
2年時は、職業研究を深め働くことの意義を認識できます。また3年時、希望者は夏季休業中1週間にわたる長期インターンシップを行うことができ、さらに実践的な体験を積むことも可能です。
面接指導(3年時)
就職希望者を対象に、就職試験に向け地域の企業人による実践的な面接指導をしていただきます。受け答えだけではなく、社会人としてのマナーや心構えについてもアドバイスをいただきます。