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2025年10月31日 09時29分

小国高校10月の様子

高校生と地域の大人が語り合う「トークフォークダンス」

 令和7年度「白い森未来探究学」の一環として、2学年による「地域実践学」トークフォークダンス(地域の大人と語る会)を10月8日(水)に実施しました。この取り組みは、生徒がマイプロジェクト(課題探究活動)を他者に伝え、多様なフィードバックを受けることにより、目的を再認識し、モチベーションを高め、視野を広げ、考えを深めることを意図としています。また、生徒の「伝える力」や「対話力」などの資質・能力を育むことを目指しています。

実施概要

日時: 令和7年10月8日(水)5・6校時

場所: 小国高校体育館

対象: 本校2年生 20名

協力者: 地域の大人 20名

 生徒のマイプロジェクトの紹介や今後の計画などについて、地域の方々と相談を行いました。地域の大人が二重円の内側、生徒が外側の円に座り、移動する形式で対話を行いました。

トークフォークダンスの流れ

  トークフォークダンスに先立ち、アイスブレイクを行った後、協力者の皆さんに自身の趣味・特技や仕事関連のことなどをハッシュタグ(#)形式で紙に記入し、30秒で紹介していただきました。生徒が休憩時間に「もっと話したい!」と思う大人を知る手がかりとなるように企画されました。

 トークフォークダンスでは、前半4ターン、後半4ターンの計8ターンの対話を実施。

・生徒は自身のマイプロジェクトの説明や相談を行いました。

・大人は生徒の話に耳を傾け、アドバイスや新たな視点での取り組み方、またポジティブな声かけをしていただきました。

・大人の皆様からも以下の4つのテーマについてお話しいただき、初対面の生徒との距離感が縮まった様子が伺えました。

1「最近うれしかったこと」

2「最近しくじったこと」

3「もし高校生に戻れるなら何を頑張りたい?」

4「将来の夢」

 ご協力いただいた地域の皆様、お忙しい中、本校生徒のために貴重なお時間を割いていただき、誠にありがとうございました。皆様との対話を通して、生徒たちは自身の探究活動を進展させるヒントを得た貴重な機会となりました。生徒たちは、この経験を活かし今後もマイプロジェクトの達成に向けて主体的に活動を続けていきます。

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1学年「小国町ミニプロジェクト」を実施!〜地域の魅力創出に挑戦〜

 10月23日(木)本校1学年20名を対象に、「白い森未来探究学」の一環として「小国町ミニプロジェクト」を実施しました。

 本プロジェクトは、地域の協力者(講師)の方々と連携し、体験的な活動を通して探究活動を達成するために必要な要素(目的・目標の設定、計画・準備、コミュニケーション、チームワーク等)を把握することを目的としています 。来年度の本格的な探究活動(マイプロジェクト)に向けた導入となる取り組みです。

 今年度のテーマは、「小国町の魅力を創出! 大人と一緒にやってみよう!」です 。生徒は、事前学習の段階から講師の方々と企画を練り 、当日までに現地調査や制作、デザインなどの準備を重ねてきました 。当日は4つの班に分かれ、小国町内各地で地域の魅力を掘り起こし、発信する活動に取り組みました。

各班の活動報告

A班 中村 史龍 氏  道の駅白い森おぐに・ショッピングセンターアスモ

 お土産販売に挑戦! 小国町のお土産を考え、道の駅やショッピングセンターで販売しました。講師の助言のもと、地域のPRや経済の活性化に貢献しようと意欲的に活動しました。

    

B班 野崎 奈都子 氏  旧叶水保育園

 子どもたちとの交流・教室の模様替え! 旧叶水保育園の教室の模様替え後、放課後子ども教室「ひだまり」に参加し、地域の子どもたちとの交流活動を行いました。

C班 佐野 礼子 氏 温身平森林セラピー基地

 森林セラピー基地で観光客へ説明! 事前に製作した看板を森林セラピー基地「温身平」に設置し、紅葉のハイシーズンを迎えた観光客の方々に対して森林セラピーの説明に挑戦しました。

D班 高橋 泰弘 氏  赤芝峡・道の駅白い森おぐに・パークゴルフ場・イチョウ公園・おぐにふるさと文化館百石・大宮子易両神社

 英語で町内ガイドに挑戦! 本校を訪問、交流したインドのアナンド・ヴィディア・ヴァイハール校の皆さんを対象に、小国町の観光案内プランを作成しました。通訳ガイドに精通している講師とともに赤芝峡など町内の名所を巡り、英語での案内に挑戦しました。

 

 活動を終えた生徒は「準備の大切さを実感した。」「観光客の方の反応が嬉しかった。」「仲間と協力することで大きな達成感を得られた。」などの感想が聞かれました。本プロジェクトを通して、物事を順序立てて進める計画力、多様な人の意見に触れる受容力、自分の考えアイデアを出す創造力などの資質や能力を大きく伸ばすことができました。

 

 本校では今後も地域と連携した学習活動を通して、生徒たちが主体的に地域と関わり、未来を切り拓く力を育んでまいります。ご協力いただいた講師の皆様、小国町教育委員会様 、各活動場所を提供してくださった皆様に、心より感謝申し上げます。

A班

B班

C班

アナンド・ヴィディア・ヴァイハール校(AVV)との交流について

 10月23日(木)から10月27日(月)までの5日間、インドのアナンド・ヴィディア・ヴァイハール校(AVV)より生徒7名と引率教員1名が来校し、交流を深めました。

 本交流は自文化や異文化についての理解を深めながら、他者と協力して主体的に活動することにより、新たな知見や価値観を創造する力を育成することを目的として実施されました。

 AVVの生徒は、1年生のミニ・プロジェクト(探究学習)に参加したり、数学・国語・体育などの授業を受けたり、本校の教育活動を体験しました。週末にはホームステイ で日本の食事や生活について学び、長井ダムや熊野大社・上杉神社などを訪問した置賜1日ツアー に参加し、壮大な景観や歴史ある神社の厳かな雰囲気、美しい社殿の造りに触れ、日本の科学技術・歴史と文化を体感しました。

 送別会ではインドの古典舞踊を披露していただきました。単なるパフォーマンスではなく、宗教的、精神的な表現や物語の伝達が込められており、インドの文化に会場全体が惹きつけられました。

 交流全体を通して、両校生徒は様々な場面で英語や身振り手振りを用いて楽しくコミュニケーションを取る姿が数多く見られました。今回の貴重な交流体験は、「創造的市民性」「共感力・思考力・伝える力」「グローカル意識」の資質・能力を育成する絶好の機会となりました。遠方から日本の小国高校を訪れていただいたAVV校の皆様に改めて感謝致します。来年もお会いできることを楽しみにしています。

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追加

『防災セミナー』を実施しました。

~実施概要~

日時: 10月30日(木) 10:50~15:15 (3校時~6校時)

場所: 体育館・ピロティー

講師: 日本赤十字社山形県支部・赤十字奉仕団

参加者: 生徒・教職員

 10月30日(木)、本校生徒と教職員を対象とした防災セミナーを体育館およびピロティーで実施しました。災害時の行動の仕方や日頃からの備えについて学び、自他の命を守るとともに、地域社会に貢献できる力の育成を目的として開催されました。また、食育の一環として非常食の調理を体験し、自然災害に対処できる実践力を養いました。

 本セミナーは日本赤十字社山形県支部・赤十字奉仕団の方々を講師にお招きし、下記の内容に取り組みました。

①防災講話: 日本赤十字社による講話で、防災への意識を高めました。

②非常時持ち出し品検討ゲーム: 7名1班でチームを組み、非常時の持ち出し品について真剣に検討し、発表しました。

③非常食作り:耐熱性ポリエチレン袋を使用し、「ご飯」と「サバ缶白菜煮」の調理を体験しました。生徒・教職員全員で試食し、非常時の食事について学びました。

④段ボールベッド展開体験:班毎に段ボールベッドを組み立て、座ったり寝てみたりなど機能を体験しました。

⑤トイレカー展示: 山形県からお借りしたトイレカーを展示し、休憩時間や放課後に見学しました。

 生徒は熱心に取り組み、災害時における「自助力」と「共助力」を高める大変貴重な機会となりました。今回の学びを日々の備えに活かしてまいります。

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