小国高校9月の様子
全校生対象「献血セミナー」実施
9月2日(火)、山形県血液センター職員の皆様を講師にお迎えし、献血セミナーを実施しました。
近年、若年者の献血参加率が減少しており、輸血に必要な血液が不足する状況が続いています。今回のセミナーは、生徒たちが献血の必要性について理解を深めることを目的として開催されました。
セミナーでは、献血の必要性だけでなく、血液の成分についても学びました。赤血球、白血球、血小板、血漿がそれぞれどのような役割を担っているのか、役割を知ることにより血液が単なる液体ではなく、ヒトの「命の源」であることを改めて認識しました。
また、献血によって命が救われた方々のVTRを視聴し、献血が誰かの命をつなぐ尊い行いであることを真剣に受け止めていました。献血を始めた方々のVTRも合わせて視聴し、一人ひとりの献血という思いやりが大きな力となることを学びました。
今回のセミナーを通して、生徒たちが献血に対する関心を高め、将来的に献血活動に積極的に参加してくれることを期待しています。
卒業後の未来へ、一歩踏み出す君たちへ
9月10日(水)、3年生に向けて「進路激励会」が実施されました。刻一刻と迫る就職・進学試験を前に、生徒一人ひとりが自身の進路実現に向けて決意を固める大切な時間となりました。
生徒を代表して本間光騎さんから堂々と力強い決意表明がありました。自身の体験や未来への思いを語る姿は、多くの生徒の共感を呼び、会場全体に進路実現へ向けた熱意が満ちていきました。
続いて山科校長から激励の言葉が贈られました。これまでの努力を称えるとともに、これからの挑戦を応援する温かいメッセージを送ってくださいました。激励後に3年生全員へ伊予柑ゼリーがプレゼントされました。「いい予感」という言葉に込められた校長先生のユーモアと期待を受け取った生徒たちの顔には、自然と笑顔がこぼれていました。
出張のため激励会に参加できなかった担任出演の激励VTRが上映されました。画面越しでも覇気迫るメッセージは、生徒たちの心に深く響き、大きな励みとなったようです。先生方との絆を再確認し、進路実現に向けて背中を押される感動的な時間となりました。
進路激励会を通して、改めて自身の目標を再確認し、気持ちを新たにしたことでしょう。いよいよこれからが本番です。これまで支えて下さった人々への感謝を忘れず、一日一日を大切に、後悔のないように過ごしてください。
教職員一同、皆さんの努力が実を結び、素晴らしい未来が開けることを心から願っています。健闘を祈ります。
1学年「越境フィールドワーク」での出会い
9月18日(木)に、白い森未来探究学・1年地域文化学「越境フィールドワーク」を実施しました 。「やりたいを極めている大人たち」と出会い、対話する中で自分の興味関心に気付くことを目的としています 。希望した置賜地区内の訪問先に出向き、先進的な取り組みなどについて知見を深め小国町を外から見てみることで、地域づくりへの関心を高めることも意図しています。
【午前:米沢市】
・山形大学工学部
模擬講義「プラスチック研究者による発想の転換があれば、お米のパンや生分解性プラスチックも作れちゃう!」を受講し、大学での専門性の高い学習に刺激を受けました。
・川島印刷
ウェブデザインやブランディングなど業務内容の説明を受け、会社見学や社員インタビューを行いました。
・株式会社つたえる(居酒屋道場 壱歩)
講師の生き方やAIを用いた最新技術の活用について教えていただきました。
・Daisy Café
海外留学経験やUターン、居心地の良い場所を目指したカフェ経営についてお話いただきました。
【午後:南陽市】
・icho café
熊野大社の境内にできたカフェとして、飲食店経営やまちづくり、地元の食材へのこだわりについてお話を伺いました。歴史のある熊野大社の見学も行いました。
・山形座 瀧波
旅館の再生への取り組みや客室へのこだわり、地域の魅力発信に関するお話を伺いました。
・一般社団法人 山形バリアフリー観光ツアーセンター
「ひとりのハートが世界を変えられる」をテーマにご講演いただき、チャレンジすることへの意義を熱く伝えていただきました。
今回、自分の興味関心は何なのか?今の小国町、これからの小国町に必要なことは何なのか?について触れる良い機会となったことでしょう。また、生徒が直接話を聞くことで、その人しか知らない情報を収集する「情報収集活用力」や、「なぜだろう?」から「こうではないか!」と考える「思考力」を養う貴重な機会となりました 。社会を肌で感じることの楽しさを味わいながら、学びを深めた1日でした。