教科横断型授業報告①
教科横断型授業スタート 年間を通じて全学年複数回実施予定
7月14日(月)4校時 3年1組地理探究の様子
地理歴史科×保健科(養護教諭)
問い『ザンビアの首都ルサカのコンパウンド(未計画居住地)でなぜコレラが蔓延するのか?』
地理探究単元計画 4時間
①発展途上国の居住・都市問題
②世界で流行する感染症 保健科(養護教諭)
③『問い』に対する答えづくり
④感染症の蔓延を防ぐために
JICA主催の教員海外研修として現地を視察した授業担当者。生徒は、ルサカの衛生環境と気候との関係から、コレラの蔓延の理由を考察した。事前に養護教諭から感染症の発生原因や感染経路を学んでおり、複合的に知識を活用し議論を交わしながら問いに迫った。
山形県立小国高等学校で学ぶ教科横断型授業の意義とは?
多角的な視点の育成と学びの深化
・多様な視点からの問題解決能力の向上:一つの教科で学んだ知識やスキルを他の教科の学びに活かしたり、関連付けたりすることにより、物事を多角的に捉え、複雑な課題を解決する力を養います。
・知的好奇心の刺激と主体的な学び:教科の枠を越えたテーマ設定や探究活動を通して、生徒自身の興味・関心を深掘りし、自ら学ぶ意欲や主体性を高めます。
・知識の「つながり」の実感::各教科で学んでいた知識が、実は深いところでつながっていることを生徒が実感できます。単なる知識の習得に留まらず、生きた知識として活用できる力を養います。
現代社会で求められる資質・能力の向上
・思考力、判断力、表現力の向上: 与えられた問題を解くだけでなく、自ら課題を設定、解決策を検討し、他者に伝えるプロセスが含まれます。そのため論理的思考力、問題解決能力、加えてコミュニケーション能力が向上します。
・協調性と社会性の涵養: 他者との協働を通して課題に取り組む機会が多く、異なる視点や意見を受け入れ、協力して成果を出す経験を積むことにより、協調性や社会性を育みます。
・実社会とのつながりの意識: 実社会で起きている課題を取り上げることにより、現実を理解し視野を広げる機会を提供します。