一貫教育

小国町保小中高一貫教育における小国高校の役割

1.目標(白い森おぐに保小中高一貫教育全体構想)

(1)豊かな心を持ち、明日を切り拓く、創造力に富む人間の育成

(2)個性を尊重し、地域づくりに貢献しようとする人間の育成

(3)健康づくりに励み、たくましく生きる人間の育成

(4)郷土の自然や文化を愛し、国際社会に生きる人間の育成

【HP用】03 スキーム図 color_page-0001

2.本校独自の施策

(1)「国際・情報」教育の推進

 国際理解教育

インドの学生訪問団の受入れ:アナンド・ヴィディヤ・ヴィハール(インド・グジャラート州にある保小中高一貫校)の学生団を1週間受入れ、生徒がバディとなってともに学校生活を送ります。ホームステイや地域での活動等、地域の方々にも協力いただきます。

 

県国際交流員による国際理解講座:放課後に、県の国際交流員(中国・韓国・アメリカ・ベルギー)等による各国についての講座を行います。本校生及び地域の方々から参加希望者を募って実施し、多様な国々について学びます。

オンライン国際交流:タイ・台湾・韓国等の現地高校生とオンラインで交流し、お互いの国の文化や学校生活等について理解を深めます。

台湾への研修旅行(2年時4泊5日): 台湾の歴史や文化を学ぶとともに、学校交流やB&Sプログラムによって現地高校生や大学生と英語や簡単な中国語によるコミュニケーションを取りながら、親交を深めます。さらに、本校が位置する小国町には半導体関連企業や燃料電池・二次電池関連企業があることから、当研修旅行によって台湾の科学技術や半導体産業について学び、地域への誇りを高める契機とします。

イースト高校(コロラド州)への短期留学(春季休業中2週間):希望する生徒から選抜し、ホームステイをしながら現地の高校で学びます。語学力を高めるとともに、国際理解を深めます。この事業は町や学校後援会等からの支援を受けて実施しています。

 情報教育

小学校より系統的に学び身につけたICT活用能力をもとに、より高度な情報活用能力の育成を目指します。

(2)資格取得の推進

 情報関係検定への取り組み

ビジネス文書実務検定1級、情報処理検定2級合格を目標に取り組んでいます。卒業時にはほぼ全員が有資格者となります。

 英語関係検定

一貫教育で培った英語力のレベルを知り、その後の学習の励みとします。希望者に対して、実用英語技能検定各級取得に向けた指導を行います。

 その他の各種検定

簿記選択者に簿記検定2級を取得する生徒がおり、希望進路の達成に役立てます。

(3)大学との連携の強化

 白い森未来探究学及び全国高等学校小規模校サミット

白い森未来探究学や小規模校サミットを実施するにあたり、ファシリテーション研修等を実施し、東北芸術工科大学デザイン工学部コミュニティデザイン学科の職員・学生の方々よりご指導をいただき、コミュニケーションの基礎を学んでいます。

 大学と連携した地域学習・研究体験活動

山形大学地域教育学部との食品開発等を行っています。また、小国町・小国高校・東北芸術工科大学で人材育成及び地域活性化に関する包括連携協定を締結し、大学訪問や大学生と協働した探究学習等を実施しています。

(4)地元企業との連携の強化

企業訪問(2年時)

地元の企業を訪問し、仕事の現場の見学を通し職業観を育成します。

インターンシップ(2年時)

2年時に、職業研究を深め、働くことの意義を知学ぶために、3日間にわたる長期インターンシップを行い、実践的な体験を積みます。

面接指導(3年時)

就職希望者を対象に、就職試験に向け地域の企業人による実践的な面接指導をしていただきます。受け答えだけではなく、社会人としてのマナーや心構えについてもアドバイスをいただきます。