コミュニティ・スクール

1. コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度について)

輝く子供たちの未来の創造に向けて、学校と地域がパートナーとして連携・協働による取組を進めていくためには、学校と地域住民等が「地域でどのような子供たちを育てるのか」、「何を実現していくのか」という目標やビジョンを共有することが重要です。コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)は、学校と地域住民等が力を合わせて学校の運営に取り組むことが可能となる「地域とともにある学校」への転換を図るための有効な仕組みです。コミュニティ・スクールでは、学校運営に地域の声を生かし、地域と一体となって特色ある学校づくりを進めていくことができます。(文部科学省「コミュニティ・スクール2017~地域とともにある学校づくりを目指して~」より抜粋)

2. 小国高等学校における学校運営協議会制度導入の目的

小国高等学校では、平成13年度から6年間、文部科学省の中高一貫教育開発校として「国際・情報」を柱にした教育研究を進めてきました。その中で、地域の子どもを地域が育てる教育のあり方や小中高の連携について研究を行い、平成19年度以降も地域全体で保小中高一貫教育を推進しています。この学校運営協議会制度を導入することで、小国町や教育委員会、保育園及び小中学校との連携をより強化し、保護者や地域住民が職種や世代を超えて教育に関わる体制を整えます。これにより、学校運営の改善を図るとともに、地域全体の教育力向上を目指します。

3. 学校運営協議会委員

 校長をはじめ、本校外郭団体・町内企業・生徒居住地の役場職員・卒業生・大学等教育関係者・地域留学生支援者などで構成されています。

4 令和6年度の取組

(1)協議会の開催(学校評価に係る会議も含める)

時期 主な議事、活動

令和6年5月 〇学校経営方針・教育活動計画の承認

〇今年度の活動内容(地域みらい留学365及び白い森留学の取組、新時代に対応した高等学校改革推進事業「創造的教育方法実践プログラム」、第7回全国高等学校小規模校サミット 等)

令和6年10月 〇上期の振り返り(「新時代に対応した高等学校改革推進事業」、中間総括、第7回全国高等学校小規模校サミット、高校魅力化評価システム2024、放課後の過ごし方、進学希望者対象講習、留学生の様子、3学年の進路状況

いじめ防止対策 等)

〇熟議 「全国高等学校小規模校サミット」について

令和7年2月 〇1年間の活動のまとめと次年度への課題(「新時代に対応した高等学校改革推進事業」、高校生の地域留学推進のための高校魅力化支援事業」、R6地域留学生受け入れの成果と課題、年間総括、保護者による学校評価アンケート、第8回全国高等学校小規模校サミット案 等)

○熟議 令和7年度「白い森未来探究学」に係る「ミニプロジェクト(ミニプロ)」のレパートリーの増加について

 (2) 小国町合同学校運営協議会

合同学校運営協議会の会議が開催され、町内の各学校における学校運営協議会の活動を報告・譲歩交換し、連携を深めました。

5. 小国町合同学校運営協議会

小国町内にある4つの学校運営協議会の代表が集まり、各校の活動について情報交換・協議を行います。また、小国町教育プラットフォーム推進機関として、「白い森おぐに保小中高一貫教育」を地域で支える方策や、子どもたちの育成について総合的に協議します。

6. 白い森地域学校協働本部

「白い森子ども応援隊」が組織され、地域の特性を活かした体験学習プログラムを提供し、子どもたちの豊かな学びを支援します。また、家庭教育支援にも力を入れています。小国高等学校に対しては、「白い森学習支援センター」の事業の一環として、外部模擬試験の受験支援、大学受験小論文講座の開講及び添削指導等の学習支援を実施しています。