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発表会・報告会Presentation

平成24年度「地域文化学」研究発表会 2012

 研究発表会の目的は、1年生全員による「地域文化学」の研究成果を、生徒・保護者や地域の方々に対して直接発表することにより、本校の特色ある教育実践を広く理解してもらうことです。
 また、情報機器活用能力や思考力・表現力・判断力の育成を図り、プレゼンテーション力やチーム力を高めるために行なっております。
◇ 日 時  平成24年11月20日(火) 13時20分〜15時10分
◇ 会 場  小国高等学校 体育館
◇ 内 容  開会/校長挨拶・来賓挨拶/研究発表(休憩)
      /講評/閉会

《発表》 班・テーマ・指導教官・班員  [発表順]

 ▲ 発表時間は、各班7分以内
≪ 5 班 ≫

石造物から歴史を見る
◎大学指導教官
米沢女子短期大学日本史学科 准教授 原 淳一郎 先生
○班員 安達賢太郎 木村和也 須貝文哉 清野 峻 長岡良平    本間大揮 佐藤一輝
 小国町には石造物がたくさん残されています。
 私たちは、岩井沢地区、沖庭地区、大宮地区、東原地区を中心に、小国町の石造物の調査を行い、石造物の意味などを指導教官に教えていただきました。
 石造物に刻まれている字が読めなかったものもすべて含めて、34の石造物を見つけることができました。

≪ 6 班 ≫

小国町の保育介護から
見えたこと

〜少子高齢化が進む中で〜
◎大学指導教官
羽陽学園短期大学専攻科福祉専攻
主任教授 佐々木達雄 先生
○班員
大谷龍之介 安達瑞稀 田中南帆 山口留奈 横井峻彰
渡部美月 渡部優奈
 わたしたちが住む小国町は、自然豊かでのんびりとした魅力ある町です。しかしその反面、急速な少子高齢化という、深刻で困難な問題を抱えた過疎地域の一つでもあります。
 小国町の保育と介護の在り方を改めて見つめ、この魅力ある町を守り、住民みんなが充実した生活をどのように送っていくか。何ができるのかを考えた研究発表です。

 羽陽学園短期大学から佐々木先生をお招きし、まずは小国町の福祉政策の現状調査を行いました。その後、さいわい荘やあさひ保育園といった福祉の現場を訪ね、職員の方へのインタビューを実施しました。
 その結果、小国町の福祉の根本に「人手不足」「子どもの減少」といった課題があることがわかりました。そこで私たちは、「若者の定住者を増やす」ことが、持続可能な福祉を実現させると考えて研究をすすめ、次のような発表を行いました。  
 〔6班の発表スライド 15枚〕

≪ 1 班 ≫

小国町の地形・地質
の成り立ちを探る
◎大学指導教官
 山形大学地域教育文化学部生活総合学科
 教授 川邉孝幸 先生
○班員
白川朋絵 舟山史歩 伊藤大悟 伊藤僚祐 坂野雄斗
舟山浩太 舟山晃平
 昨年度の地域文化学の活動を通して、現在の沖庭神社周辺の山の地形や地質について、多くのことがわかりました。
 今年は、「いつ」、「どのようにして」その地形が形成されたのかについて、さらに詳細な調査をしました。

≪ 4 班 ≫

白い森小国の新たな魅力
を発見しよう
◎大学指導教官
 東北公益文科大学公益学部 准教授 呉  尚浩 先生
○班員
坂上理賀 宮尾優花 梅津 葵 須貝奈津樹
橋小百合 和田佳奈
 特集1 “みれってい”
Oguu班は、雑誌「Oguu」の顔的存在である雑穀の新たな活かし方を探り、紹介したいと思いました。そこで、まだ雑穀を使った飲料がないことに気づき、「雑穀茶」を作り紹介しようと考えました。
 特集2 映像で紹介する白い森小国です。
 特集3 白い森の癒し「温泉」の紹介です。

≪ 2 班 ≫

身近なエネルギーと熱
〜木材の可能性〜
◎大学指導教官
 山形大学工学部理工学研究科 教授 高橋一郎 先生
○班員
齋藤真生 畠山柊耶 山村茂人 渡部継弓  井上大徳
須貝大輝 和田拓郎
 何かに手で触れたときに感じる、その「ぬくもり」。
 そのぬくもりを数値に表わすことはできないだろうか?
 「ぬくもり度測定器」の製作と、身近な物質のぬくもり度の測定に挑戦しました!

≪ 3 班 ≫

昔物語の伝承地を巡る
◎大学指導教官
 東北文教大学短期大学部総合文化学科 教授 菊地和博 先生
○班員
渡部莉奈 吉田夏海 石栗侑季 伊藤 悠 笠原芽衣
國分琴絵 齋藤 栞
 世代を超え伝わってきた親しみある小国町の昔物語。そんな物語が伝承されている地区を巡り、その背景を探りました。
 今回は、「長者原媼夜話」(飯豊山麓の民話本)という本の著者である、佐藤とよい氏が生まれ住んだ、南部地区に着目しました。
 映像で物語を保存したいと考え、動画で撮影しました。
〔3班のビデオ取材による研究活動の様子・・・DVDに記録として保存するために〕

《 指導教官講評 》

山形大学地域教育文化学部 教授 川邉孝幸 氏 

羽陽学園短期大学 教授 佐々木達雄 氏

《各班ごとの反省会》

自分たちが調べた多くの情報の中で何を提示して何を伝えるのかを厳選すべきであるとのアドバイスをお聞きしました。また、一つの問題は様々な要因がからみ合っておきているもので、それを自分で考え、探して学ぶことができたのではないかというお言葉をいただきました。

「地域文化学」で、学んだこと
「地域文化学」を通した生徒の成長は、誠に目を見張るものがあります。
 盛夏の山道、道具を担ぎ歩いた山上の地質調査、生きた物語の訪問聞き取り取材・収録、町内の歴史や民俗を隈無く歩き回る現地調査など、テーマには足で稼いで調査した研究が多い。
 また、「ぬくもり度」という指標を考えつき、測定器をつくり、ものに対する人間の感覚を数値化した試みには、工学の面白さがありました。
 「地域文化学」は、考える、行動する、歩く、聞く、記録する、つくる、まとめる、発表するまで、実に探求型らしい学びのスタイルです。こういった体験的な学習で獲得した感覚・能力は、自分の身体の隅々に、記憶として長く留めておくものと思います。
 秋に、小国町の本校生徒に対する「進路等のアンケート」がありました。その中では、故郷を約9割が好きか、好きだに近い結果となりました。全体的に、町の良い点・問題点をよく捉えており、将来に目を向けた建設的な意見が多かった。
 故郷に愛着を持って、地域をとらえる目を研ぎ澄まし、どうすれば良くなるかを探究的な方法と発表で養うことができる。それが「地域文化学」で学ぶ意義であろうと考えます。